PCデータを用いて革を裁断
PCで作成した型データを用いて革の裁断を実現する装置です。そのため抜き型(タガネ)を用意する必要がありません。
さらに、同じ型で大きさを変更するような場合もデータ操作のみで対応できるため、
企画段階のサンプル造りや、抜き型では難しい細かい裁断を行う際に高い効果が得られます。
Aiデータを革素材に直接印字
革素材にイラストレーターデータ(Ai)を直接印字できるプリンターで、高さ 約100mm、大きさ 約330 × 約770mm までの印刷が可能です。
従来オリジナルのプリント革は、一枚の革に一種類の模様しかプリントできないことが一般的でしたが、UVプリンターを活用することにより、
オリジナルプリントの商品を手軽に作ることができます。
さらに当社では、UVプリントに最適な革素材をタンナー(革製造者)と共同開発し、ご用意しております。
最大480mm巾の厚み調整が可能
従来、牛半裁の革を割り、厚み調整を行っても、繊維質の違い等のため均一な厚みになりませんでした。
当社では、最大480mm巾の厚み調整が可能なバンドマシンを用いて、パーツごとに革割りを行うことにより、厚みの誤差を小さく抑えています。
また、自社で革割りを可能にすることで商品ごとの革の厚さ検討が容易になり、商品開発にも活かされています。
自動で漉き加工
漉きの幅、厚み、角度の数値データを元に、自動で漉き加工を行う装置です。
力加減での調整が必要だった従来の革漉き機と比べ、非常に安定した加工が可能となりました。
また、自動研磨機能を搭載しており、質の高い革漉きに必要な刃の切れ味を常に保てます。
角も同時に滑らかに
美しいコバ面(裁断面)を作る工程に欠かせない装置です。
微妙に振動しながら回転する木製の円盤内の溝にコバ面を当てて磨くため、生地だけでなく角も同時に滑らかに磨くことができます。
また、円盤の回転速度を変化させることで、さまざまな生地への対応が可能です。
コバ面を触れさせるだけ
コバ面(断裁面)へのニス塗りは、片手でパーツを支え、もう一方の手でペンや筆を持って作業していました。
そのため、コシのない生地の塗り等に手間がかかるなど、非効率でしたが、
この装置では、機械内を流れるニス液にコバ面を触れさせるだけでニス塗りができるため、
作業効率が大幅に向上しました。また、両手でパーツを持てるため、薄くて柔らかい生地も容易に対応可能です。
自動調整して仕上げる
手作業では時間がかかるニス塗りを自動化する装置です。
生地をセットするだけで両面にニス塗りを行うことができ、生地に多少の変形がある場合も自動的に調整して仕上げることが可能です。
ショルダー等、長い物には特に便利に活用できます。
革素材専用の乾燥機
ニス塗りを行った革素材は自然乾燥させることが一般的ですが、
当社では革素材専用の乾燥機の導入により、乾燥時間を短縮し効率化を進めました。
さらに、乾燥機と両面ニス塗り機をベルトコンベアで連動させることにより、ニス塗りから乾燥までの工程を自動化しています。
個別パーツの乾燥状態を管理
ニス塗りを行った革素材専用の小型乾燥機です。
より高い効率化のため、こぶりな革パーツの乾燥を行うための小型乾燥機を複数台導入し、大型乾燥機と使い分けています。
乾燥機内に装備された棚を活用することで、個別パーツの乾燥状態を管理することが可能です。
箔押しや素押しに能力を発揮
箔押しや素押し作業に能力を発揮する装置です。
熱や圧力の数値管理機能で厚みや質など革の状態に合わせたセッティングの微調整を行うことにより、安定した美しい仕上がりが得られます。
革素材に刺繍が可能に
帆布等の布素材だけでなく革素材に対しても、デザインとしての刺繍やネーム入れが可能な刺繍機です。
※ 革素材により利用できない場合があります。